宗像大社国宝展に行ってきました


http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/munakata_taisha/
出光美術館ってはじめて来ましたね。


平日なのに結構混んでました。
昨年の伊勢の式年遷宮以降、世の中神道ブームだからですかね?
宗像大社も最近、名前をよく聞くようになった気がするし。


沖ノ島から出土された、鏡や玉など品々の数々。
1点1点はせいぜい重文レベルかな、という感じでしたけど確かにこんなのが8万点も出てきたらそりゃまとめて国宝だよなという感じでした。


個人的には中世の宗像神宮氏関連の文書の展示が興味深かったです。
源頼朝から権威を認められるとか、遭難した船の積荷を取る権利だとか。
九州は松浦党や宗家もそうですが、やっぱり海の民という感じが見えていいですね。
今の感覚だとどうしても神社=スピリチュアルになってしまいますけど、昔は一つの政治的・経済的な現実の集団ですからね。
そういうのが見えるのは面白いです。


宗像大社は祭神が3女神というのがオタク的には萌えポイントでw
3女神って『ああっ女神さまっ』のベルダンディー、ウルド、スクルド北欧神話のノルンもそうだし、ちらほら世界の神話に見られて何かしらの人類の萌えポイントだったのかな?なんて思ったりw


それはさておき、『古事記』、『日本書紀』によるとこの3女神はアマテラスとスサノオのやりとりの間に産まれています。
ご存じ、アマテラスは伊勢にいる皇室の祖先なわけですが。
天武天皇が宗像氏出身の奥さんと結婚しておりまして、それがおそらく7世紀半ば。そして、『古事記』、『日本書紀』が完成したのが8世紀はじめなので。
このタイミングで中央の神話に組み込まれたんでしょうかね?
調べてみると元々宗像氏は出雲の系統のようなので。
磐井の反乱の時はどうだったんだろうか、とか。

色々考えてくと、キリがないですね。だから歴史は面白い!
宗像大社の歴史についてはちょっと調べてみようかな。そのまとめは、別ブログでw
ここのブログはまたーり、悠々したことを書くので。